長崎で「ツール・ド・ちゃんぽん」 食と景色堪能 「軍艦島」眺めサイクリング

 サイクリングしながら長崎の風景と食を楽しむ「ツール・ド・ちゃんぽん」が23日、長崎県長崎市の伊王島海水浴場を発着点とする3コースで開催。600人を超える参加者が、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する「端島炭坑」(軍艦島)などを見ながら、爽やかな汗を流した。

 自転車愛好家らでつくる実行委が開き7回目。開会式で坪田洋一郎会長が「自転車を通じて、長崎に足を運んでもらうきっかけとなれば」と、県内外や韓国から集まった愛好家を激励した。

 長崎市南部の野母半島を巡るエキスパート(85キロ)とベーシック(55キロ)の各コースには、カステラや五島うどん、ハトシなどの長崎名物を味わえる「エイドステーション」を設置。参加者は景観を堪能しながら、さっそうとペダルをこいだ。

 ファミリーコース(25キロ)に参加した佐賀市立新栄小4年の中山翔天(とあ)君(10)は2回目の参加。「ちゃんぽんが楽しみ」と笑顔を見せた。

スタートする参加者=長崎市、伊王島海水浴場

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