ケンコバが『たびレジ』登録推進大使に昇進! 海外安全対策劇場披露

9月23日、東京・東京ビッグサイトにて「ツーリズムEXPOジャパン2018」ケンコバ×外務省『海外安全対策劇場』が開催され、先日「夏休み『たびレジ』登録推進大使」に昇進したばかりのケンドーコバヤシと、安全対策ボーイズのインポッシブル、ネルソンズが登壇した。

外務省の海外安全情報配信サービス『たびレジ』の登録推進のため、7月3日に「夏休み『たびレジ』 登録推進書記官」の委嘱状が河野外務大臣よりケンドーコバヤシに交付された。

漫画『ゴルゴ13』を敬愛する“ゴルゴ13芸人” でもあるケンコバは、以前から安全対策に対する意識が高く、従来より『たびレジ』を活用し、海外安全ホームページを読み込むなど、海外安全対策の重要性を理解しているだけでなく、「ゴルゴ13×外務省 海外安全対策マニュアル」と題した動画では河野太郎外務大臣と共に声優を務め、同マニュアルの強力な伝道者としても全力で取り組むなど、外務省が活動を行っているゴルゴ13の海外安全対策マニュアル広報にも貢献している。

外務省では、海外旅行者が増える7月・8月を「夏の海外安全強化月間」としており、旅行者の安全に直結する『たびレジ』に1人でも多くの方に登録してもらうことが急務となっていたことから、 ケンドーコバヤシが「夏休み『たびレジ』登録推進書記官」となり、8月末までのあいだ、さまざまな機会を通じて『たびレジ』を積極的に広報し、登録推進に努めていた。

「たびレジ」をSNSで大きな話題にし、登録者数やいいねの数などを増やすことで、書記官から参事官(15万件)、公使(30万件)と順に昇進し、最終的には「夏休み『たびレジ』登録推進大使(50万件)を目指したケンコバ。その結果、見事8月31日に50万件を達成し、「夏休み『たびレジ』登録推進大使」に昇進となった。

外務省領事局邦人テロ対策室長・上田氏より「ケンコバさんに『たびレジ』登録推進書記官として活動していただいたところ、なんと見事50万件に達し、大使に昇進されました!」と紹介されたケンコバは、「無理かなと思ってたんですけど、ギリギリ間に合ったみたいで、大使に昇進することができました。今までは商店街でも気軽に話しかけられてたんですけど、これからは話しかけにくくなるでしょうね。でも変わらず気軽に話しかけてください」とコメントし、笑いを誘った。

「昇進のお祝いにくす玉をご用意しました」とMCから華々しく発表されるが、ケンコバは くす玉をひと目見て「ちっちゃ!」と一言ツッコミを入れる。しかし、「せーの!」の合図でミラーボールのような輝きのくす玉を割り、改めて「おめでとうございます」と祝福されると照れくさそうに「ありがとうございます」と笑顔で応えた。

続いては、安全対策ボーイズ(インポッシブル、ネルソンズ)による海外安全対策劇場がスタート。スタート前、ケンコバが「昨日終わった『キングオブコント2018』の予選に敗退したメンバーを集めました!」と堂々と宣言して笑わせますが、「僕の魂を注ぎ込んでいます」と自信満々に紹介。

最初はインポッシブルによる「スリ編『ケチャップ強盗編』」。一人旅でテンションの上がっている女性(井元)が街を歩いていると、いかにも悪だくみをしていそうなあやしい男(蛭川)が、手に持っていたホットドッグを通りすがりに女性にぶつけてしまう。女性がケチャップまみれになった服を見て気が動転しているスキに男はまんまと女性の財布を盗み……。

寸劇が終わると、ケンコバも「ホットドッグの他にもソフトクリームとかペンキとか、いろんなパターンがあるらしいんで気をつけてくださいね」と呼びかけた。

続いてネルソンズによる「置き引き編『ビュッフェレストランにて』」。カップルで旅行に来た2 人が、高級店だから大丈夫だと油断してカバンを席に置いたまま料理を取りに行き、戻ってくるとすでにカバンはなく……。カバンを取られただけでなく、カップルも険悪なムードになってしまう。ケンコバも「こんな風に海外でも日本人はカバンを置いたまま席を離れがちですけど、これ、いちばん危ないですからね」と警告する。

最後は2組合同での「窃盗編『ホテルでの被害』」。失恋の傷を癒すため、傷心旅行に来た男(和田)がホテルの部屋にいると、コンコンとノックの音が。「水道工事です」というので開けたところ、強盗がピストルを持って立っており……。かわいそうな傷心の男はその後も立て続けにいろんな形でだまされ、強盗から次々と金品を奪われていくのでした。

ラスト、ミュージカル調に踊りながらアクロバティックな動きを見せ、去っていく安全対策ボーイズに「今ので内容飛びましたね」と苦笑しながらも、「こういうときは、ドアチェーンを必ずかけて、向こうが『電気工事です』とか言ったら、それが本当かどうかをフロントに電話して確認することが大切です」と安全対策を適切に解説していた。

「『安全対策マニュアル』を読んでおくだけでもいざという時違いますんで、ぜひ『海外安全 虎の巻』や海外安全ホームページを読んでみてください」とケンコバが呼びかけると、上田氏も「大事なことは情報収集と『たびレジ』の登録です。旅行の前には海外安全ホームページなどで情報を収集し、たびレジに登録して、安全で楽しい旅行をしてください」と呼びかけ、イベントは終了した。

囲み取材で大使に昇進した感想を改めて聞かれると、記者に「もう僕に気軽に声かけられないですよ」と言いながらも「せっかくなんで寿司でも食いに行きたい気分ですね。一緒に行きますか? 公費で(笑)。いやいや、冗談です」と話し、報道陣を笑わせた。

先ほどのインポッシブル、ネルソンズの寸劇については「ポイントを押さえてわかりやすくてよかった」とほめるケンコバ。さらに「昨日の『キングオブコント』見て、『自分たちが出てたら優勝してた』と言ってました。まぁ出てなかったらなんとでも言えますよね(笑)」と、後輩の裏での発言を暴露していた。

普段から安全対策を怠らないというケンコバ。参考にしているのはやはり『ゴルゴ13』だそうで、「レストランでも“入口が見える場所に座る” とか、いろいろあるんですよ。常にそこまで気にしてます。だから僕はオープンカフェなんてありえないですね」と、まるで命を狙われているかのような用心深さを見せた。

先日アメリカに旅行に行った際にも『たびレジ』で地域の停電情報を知ることができ、役に立ったというケンコバ。ついでにピース・綾部祐二に会ってきたという話も披露し、「あいつは最初のあいさつだけはうまくなってましたね」と、綾部の若干の英語の上達ぶりを報告し、笑わせていた。

■ 外務省 海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/gaimushoxkenkoba.html

© 株式会社ジェイプレス社