今季は”メッシ依存”じゃない バルサが記録したリーガ最多の数字とは

今季活躍するデンベレ photo/Getty Images

リオネル・メッシの負担をどこまで軽減できるか。これはバルセロナにとって非常に大きな課題だ。メッシの得点力は今季も健在だが、それに頼りすぎるのは問題となる。

しかし、今季はここまで良い形でスタートを切ることができている。メッシだけでなく、複数選手が得点を奪えているからだ。ここまではメッシ、ルイス・スアレス、ウスマン・デンベレ、フィリペ・コウチーニョ、イヴァン・ラキティッチ、ジョルディ・アルバ、ジェラール・ピケと7選手が得点を記録。スペイン『MARCA』によれば、これは現時点ではリーガ・エスパニョーラ最多の数字だ。

特に大きいのはデンベレの活躍で、昨季は怪我もあって戦力にならなかった。そのため得点部分をスアレスとメッシに依存していたが、冬にやってきたコウチーニョ、ブレイクし始めているデンベレが得点を計算できるようになればメッシとスアレスの負担軽減へ繋がるだろう。

次なるポイントはベンチ組か。ボルドーから獲得したFWマウコム、バイエルンから獲得したMFアルトゥーロ・ビダルあたりにも得点が生まれてくれば大きい。先日の2-2で引き分けたジローナ戦でDFクレマン・ラングレが退場処分を受けてチームの足を引っ張ってしまったこともあり、指揮官エルネスト・バルベルデはますますローテーションに消極的になるかもしれない。しかしバックアッパー陣が得点を奪えるかどうか、これはリーグ戦とチャンピオンズリーグのダブルを狙ううえで重要なものとなるだろう。

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