【MLB】大谷翔平の豪快182キロ弾に敵地記者唖然「靱帯は機能していないのに21号…」

今季21号ソロを放つ活躍を見せたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

21号先制アーチの直後、米記者が一斉に衝撃&称賛ツイート

 エンゼルス大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地レンジャーズ戦で今季21号ソロ弾を放ち、2010年に松井秀喜氏が記録した本塁打数に並んだ。打球速度はメジャー自己最速112.9マイル(約182キロ)という130メートル豪快アーチが飛び出すと、その衝撃を現地記者が一斉にツイート。「ボールをズタズタに」「これで新人王投票を独占」など驚きと称賛の声が飛んだ。

 初回2死走者なし。レンジャーズ先発サンプソンが投じた初球を、打席に立った大谷がフルスイングすると、打球は乾いた音を残して右翼スタンドに向けて一直線に飛び出した。打球速度182キロ、飛距離130メートルの豪快21号先制アーチが誕生すると、地元記者はその様子を一気にツイッターで伝えた。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でエンゼルス番記者を務めるマリア・トーレス記者は「ショウヘイ・オオタニがボールを粉砕した」と、あまりの衝撃にビックリ。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」などに寄稿するJ.P.ホーンストラ記者は「ショウヘイ・オオタニがボールを葬り去った」と伝えた。

 レンジャーズの地元紙「フォートワース・スターテレグラム」のジェフ・ウィルソン記者は、「ショウヘイ・オオタニがエイドリアン・サンプソンの球をしばきあげ、1点リード。オオタニの靱帯は機能していなそうなのに、21号も打っている」と驚きを隠さなかった。

 さらに、この一発は熱い議論が戦わされている新人王の行方にも一石を投じたようだ。米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・ペトリエロ記者が「オオタニが新人王投票を独占したら、ヤンキースファンの多くはただ呆然とするしかないだろう」とツイートすると、米スポーツ専門サイト「ブリーチャーズ・レポート」のザッカリー・ライマー記者は「短く一言。オオタニの成績はアンドゥハーの出場機会を凌駕するに十分ふさわしい」とツイート。新人王有力候補のミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)は規定打席に達しているが、大谷は達しておらず、その差がしばしば議論の対象となっている。

 目が覚めるような打球音を残した一発は、地元記者にも大きな衝撃を与えたようだ。(Full-Count編集部)

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