27日から弘前で「佐藤初女さん展」

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 悩みを抱えた人たちを食を通じてもてなす癒やしの場「森のイスキア」を青森県弘前市で主宰、2016年に94歳で亡くなった佐藤初女さんの生涯の活動を紹介する「出会う 伝える 初女さん展」が27日から10月1日まで、同市立百石町展示館で開かれる。初女さんと出会ったアーティストの作品などのほか、初女さん未発表の原稿も展示する。

 同展は初女さんの活動を長く支えてきた人たちや同市の有志らでつくる実行委員会が主催する。

 参加するアーティストはデザイナー、写真家、映像作家、シンガー・ソングライターなど多彩。初女さんを撮影した写真展示や初女さんを取り上げた映像作品も上映。また同展のポスターやウェブサイトのデザインなど、アーティストたちが幅広く関わる。「私の初女さん」と題して、一般の人たちが撮影した写真約30点も展示する。

 未発表の原稿は「震災の後の今私たち」とのタイトル。小学生を持つ母親向けの雑誌に執筆、未発表となっていたもので「これをのり越えるは食ですよ」といった記述がある。初女さんの担当のライター・池田純子さん(埼玉県)が所有していた。

 池田さんは「小学生の子どもを持つお母さんたちにあてた手紙のようなもの。北海道で大きな地震が起きた中で、初女さんがおっしゃっていたことが普遍的であると感じている」としている。

 同展は午前10時から午後7時までで入場無料。

 27日午後6時からは、一般の人たちも参加できる「オープニングの会」を開く。同展の詳細はウェブサイトで。
 

※資料写真