金メダル胸に母校に凱旋 マラソン井上選手 「目標持って全力で」 諫早・鎮西学院高

 長崎県諫早市出身で、ジャカルタ・アジア大会男子マラソンで優勝したMHPSの井上大仁選手が25日、母校の鎮西学院高(川崎健校長、898人)を訪問。夢をかなえるための努力の尊さを語り「皆さんもやりたいことを見つけ、全力で取り組んで」と、後輩たちにエールを送った。
 日本勢32年ぶりとなる金メダルを首からかけた井上選手が入場すると、講堂は祝福の拍手に包まれた。
 「海外で苦労しないためにも、もっと英語を勉強しておけば良かった」と高校生活を振り返った井上選手。「世界レベルの選手になるという目標を持ち、競技にずっと打ち込んでいる。互いに頑張っていきましょう」と後輩たちに語りかけた。
 この後、陸上部の花尾恭輔さん(16)=2年=から花束が贈られ、井上選手は晴れやかな笑顔を見せた。

母校の後輩に拍手で迎えられた井上選手(中央)=諫早市、鎮西学院高講堂

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