全特協中日本ブロックが合同事業、韮山反射炉など見学

 全日本特殊鋼流通協会名古屋支部、静岡支部は25日、両支部が所属する「中日本ブロック」の合同事業を静岡県で開催、支部会員など18人が参加した。

 合同事業は昨年、名古屋市で懇親会を開いて以来2回目となる。一昨年のブロック制導入を機に、これまで他支部定時総会への参加など限定的だった交流をより深めることを狙って、継続的に開催している。

 冒頭、原博康全特協静岡支部長(東泉鋼機社長)が挨拶し、まず伊豆の国市にある韮山反射炉を訪問した。

 反射炉建造に至る経緯や溶解方法、砲身の加工方法などを紹介する映像を鑑賞後、参加者は2007年に経産省の近代化産業遺産へ認定、15年には世界遺産に登録された反射炉跡を見て回った。

 続いて伊豆市に移動し、中伊豆ワイナリーでガイドツアーに参加後懇親会を開催。佐久間貞介全特協会長(佐久間特殊鋼社長)が挨拶し、櫨巳芳全特協副会長(辰巳屋興業社長)が乾杯の音頭を取った。松岳大樹全特協名古屋支部長(トーキン社長)が中締めし、盛況のうちに散会した。

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