「初心思い出して」 不祥事続発、熊本市教職員へ研修会

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教職員不祥事の再発防止に向けた研修で、グループ別に意見交換する参加者=25日、熊本市北区

 相次ぐ教職員不祥事を受け、熊本市教委は25日、再発防止に向けた研修を始めた。市立小中学校などに勤務する全教職員約4400人を対象に、11月末まで順次実施する。

 2018年度は、飲酒運転などで政令市移行後最多の5人を懲戒処分。教職員によるわいせつ事案も相次いでおり、主要テーマを「わいせつ」とした。

 初日は同市北区の鹿南中で開き、約100人が参加。遠藤洋路教育長、県警少年課の辻直樹課長補佐、市教育委員で精神科医の泉薫子さんの3人がビデオでメッセージ。

 遠藤教育長は「初心を思い出し、子どもの心を傷つけないで」と訓示。自らの内面と向き合い、欲求をコントロールするよう促した。辻課長補佐は、児童を対象とした県内の性犯罪の約7割がインターネットを介している現状を紹介。泉さんは、性犯罪の一因としてストレスを挙げ、「職場の仲間の小さな変化にも気付いてほしい」と呼び掛けた。

 菱形小の大群和明教諭(43)は「(不祥事の続発は)同業者としてショックを受けている。罪を犯したらどうなるのか、常に想像力を働かせたい」と話した。(臼杵大介)