アスレチックスがサヨナラ負け アストロズ地区優勝決定

【アスレチックス8-10xマリナーズ(延長11回)】@セーフコ・フィールド

マリナーズが8~9回の2イニングで3点差を追い付き、延長戦に突入した一戦は、延長11回裏に代打のクリス・ハーマンに2号2ランが飛び出し、マリナーズが劇的なサヨナラ勝ち。ア・リーグ西部地区2位のアスレチックスが敗れたことにより、地区優勝へのマジックを「1」としていた首位アストロズの2年連続の地区優勝が決定した。今季のアスレチックスは7回以降にリードを奪った試合で68勝無敗、8回以降にリードを奪った試合で77勝無敗だったが、「不敗神話」がついに崩壊した。

マリナーズは3点を先制された直後の1回裏にネルソン・クルーズの37号3ランで同点とし、2点ビハインドで迎えた3回裏にはジーン・セグーラの10号ソロで1点差。その後、再び3点のビハインドを背負ったものの、8回裏にディナード・スパンの2点タイムリー二塁打で1点差に迫り、9回裏にはカイル・シーガーがアスレチックスの守護神、ブレイク・トライネンからタイムリーを放ち、8対8の同点に追い付いた。そして11回裏、マリナーズは一死からベン・ギャメルが四球を選んで出塁し、アンドリュー・ロマインの代打として登場したハーマンが右中間へのサヨナラ弾。マリナーズのリリーフ陣が9回2/3を2失点に抑える好投を見せた一方、アスレチックスはフェルナンド・ロドニーとトライネンが相次いで失点し、最後は8番手のエミリオ・パガンがサヨナラ弾を被弾した。

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