【MLB】大谷翔平の逆転呼ぶ同点打にエ軍OB興奮「ナイスジョブだよ、オオタニ」

タイムリーを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

追い込まれてからの同点打に「素晴らしい打席」

 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地レンジャーズ戦に「4番・DH」でスタメン出場。第3打席で中前に運ぶ同点打を放ち、2試合連続ヒットを記録した。4打数1安打1打点で4-1での勝利に貢献。バットを折りながらの同点打にメジャー通算132勝のエンゼルスOBは「素晴らしい打席だ」「ナイスジョブだよ、ショウヘイ・オオタニ!」と大喜びしている。

 意地の一打だった。0-1のまま迎えた6回、1死三塁の場面でトラウトが敬遠された。一、三塁の好機で大谷が打席へ。レンジャーズは左腕ペレスを投入した。2球で追い込まれた大谷はボール、ファウル、ボールで粘ると、6球目の低めへのスライダーをバットを折りながらもセンター前に運び、技ありの同点打とした。

 スタンドが歓声で盛り上がる中、地元で試合をテレビ中継する「FOXスポーツ・ウェスト」の解説で、エンゼルスOBのマーク・グビザ氏は「素晴らしい打席でした。2ストライクでカウントは不利でした。数々のゴロを打たせて、併殺打を記録してきた投手相手に、ボールを打ち上げようとしました。何て打席なんだ!」とまくし立てた。

 この打席は4球目でもバットを折っていた大谷。しかし、併殺を狙うレンジャーズバッテリーからセンター前に運ぶ見事な一打となった。グビザ氏は「しっかり(ボールを)捉えたわけではありませんでしたが、外野に飛ばすだけの力が伝わっていました。そして、同点にしましたよ」と興奮冷めやらぬ様子で、大谷の一撃を称賛。エンゼルスはこのヒットを口火にこの回4点を奪った。

 エンゼルスOBは、今季終了後に靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが決まった二刀流右腕の意地の今季57打点目に「ナイスジョブだよ、ショウヘイ・オオタニ」と唸ることしきりだった。(Full-Count編集部)

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