台風24号 広範囲に影響する

台風24号の厄介なところは、進路的に日本列島くまなく影響しそうな点です。沖縄地方の沿岸海域は、27日(木)から暴風や高波に厳重警戒を。奄美でも海は大しけとなる見込みです。台風が勢力を維持したまま接近するため、沖縄の先島諸島は28日(金)から、沖縄本島地方でも29日(土)から暴風となる予想です。さらに、同時進行的に、暖湿気の影響で西日本太平洋側は28日後半から、東日本でも29日には雨が強まるでしょう。台風が近づく前から、大雨になります。

台風24号が予報円の中心を通った場合、30日(日)から10月1日(月)にかけて、九州、四国、本州の広い範囲に影響するおそれがあります。その際、台風が速度を上げて進むため、あれよあれよという間に大荒れになる可能性も。日曜日から月曜日ということで、長距離移動や通勤通学で影響を受ける人が格段に多くなるかもしれません。

気象予報士・高橋 和也

画像について:26日午後3時の台風24号の位置と5日間進路予想。

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