世界の給食事情はどうなっている? フィンランドは無償、ニューヨークは…

J-WAVEで放送中の番組『〜JK RADIO〜TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。9月14日(金)のオンエアでは、フィンランド・エスポーとアメリカ・ニューヨークの給食事情について、エスポー在住・遠藤悦郎さんとニューヨーク在住・中村英雄さんに訊きました。

■無償給食をはじめた国

遠藤:フィンランドでは学校給食です。1943年に世界で初めて無償の学校給食を始めたそうで、1948年に全国で無償の給食を出すことが法律で決まりました。
カビラ:食事をするカフェテリアがあるのですか? 全学年一気には行けませんよね。
遠藤:カフェテリアに行って食べます。小さい学年から時間をずらして食べます。一番早い低学年は10時半ぐらいにはもうお昼ご飯を食べて、早弁感覚です。もともと朝早く学校がはじまるのと、フィンランドは1日3食ではなく、4〜5食に分けて食べる習慣があるので、小さい子たちは、午後に学童保育に行っておやつを食べたりして、感覚的には問題ないと思います。
カビラ:配膳はどのようになっているのですか?
遠藤:日本のように割烹着のようなものはないので、大学食堂のように自分の好きなものを好きな量、皿を並べて順番にとります。自分で食事をとるので、量はその子次第です。
カビラ:ピーマンが嫌いだと食べなくていいわけですか?
遠藤:献立は考えられているので「野菜を摂りなさい」と言われていますが、好きなものばかりとって嫌いなものはとらないことが結果的に起きているようでうす。ただ、必ず一品は温かい食事がでるのが、フィンランドは誇りに思っているそうです。サンドウィッチなどの冷たいものとかではないです。
カビラ:典型的なメニュー、献立はどのようなものなのですか?
遠藤:子どもに人気なのは、日本のIKEAの食堂でも出しているようなミートボールや、お肉やオートミール、ソーセージの入ったスープ、キャセロール系料理がよく出るようです。
カビラ:アレルギーの子どもたちへの配慮はどうなっていますか?
遠藤:ラクトース(乳成分)がとれない子やグルテンがだめな子がけっこういるので、あらかじめ除いたものがだされていて、さらに特別なアレルギーがある子には別の食事を用意します。

■数年前から変化

中村:ニューヨークも給食で、数年前から給食が無料です。数年前までは、一般家庭の子は1食1ドル50セント。貧困家庭の子は25セント。さらにシングルペアレントや、もっと困っている家庭の子は無料と、三段階に分けられていたのですが、子どもたちがわかってしまうため、差別なしに2〜3年前に一律無料になりました。学校給食はニューヨークの教育委員会の管轄で、食育ということで市民が負担しています。
カビラ:けっこうな金額になってくるんでしょうね。
中村:生徒の数がだいたい、小中校で110万人。毎日86万食なので、相当なお金です。
カビラ:献立はどうなっていますか?
中村:最近よくなっていますね。昔からアメリカの給食は素朴な感じがありましたが、タコス、イタリアン、チキン餃子、中華、ビーフ100パーセントのバーガーと、ちょっとはよくなってきていますね。
カビラ:給食は、日本的な感覚とはちょっと違いますか?
中村:アメリカは、給食指導やみんなで配膳や片付けがないです。大きく違うのは、設備がないので使い捨てで、発泡スチロールの容器にいれていて、公害のもとになっていたのですが、去年くらいから全部自然にやさしい素材に変えました。洗って使うのが日本では当たり前ですが、施設を作るととてもお金がかかってしまうので、残念ながら使い捨てが中心です。

カビラは「日本のように、配膳からやるのはいいトレーニングだと思うんですけどね」とコメント。フィンランドとニューヨークの給食事情に関して興味深い話が聞けるオンエアとなりました。

【番組情報】
番組名:『〜JK RADIO〜TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時−11時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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〜JK RADIO〜TOKYO UNITED   カルチャー   ジョン・カビラ  

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