半世紀で世界の湿地35%消滅

ラムサール条約初報告

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1970~2015年に消滅した湿地の割合

 【ジュネーブ共同】国際的に重要な湿地の保全を目的としたラムサール条約の事務局は27日、1970~2015年の約半世紀に世界の湿地の35%が消滅したとする報告書を発表した。地球温暖化や人口増、都市化が主な原因と指摘。森林の3倍のスピードで消滅が進んでおり、00年から一層加速しているとした。条約事務局による世界の湿地の現状に関する包括的な報告書は初めて。

 ウレゴ事務局長は「生態系にとり重要な湿地が危機にひんしている。各国政府や関係機関が協力、保護に乗り出す必要がある」と強調している。

 約2300に上る条約の登録湿地の個別状況は公表していない。