苫小牧東港 被害53億円

胆振東部地震

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 苫小牧市は26日、胆振東部地震による被害状況(速報値)を発表した。最も被害が大きかった港湾施設は液状化した苫小牧東港で、改修費用が53億円(20日現在)となった。2割の墓石が被害を受けた霊園は亀裂が入った高丘霊園などの修復費用が5851万円としている。

 市によると、東港は液状化によりコンテナターミナルに亀裂や段差が入ったため、コンテナの入出庫が10日まで休止される被害が出た。これまでの被害状況では液状化発生地点では砂や小石が広がり、コンクリートブロックが多数浮き上がるなどの被害が出た。

 霊園は高丘霊園が1193基、高丘第2霊園が1581基の墓石が倒壊などの損傷を受けた。両霊園を合わせると1万4397区画あるが約2割が被害を受けた。さらに、1カ所に地割れが見つかり、のり面2カ所が崩れるなどした。現時点ではのり面を修復する費用などに5851万円を要したとしている。

 公共施設と一般住宅の損壊は52件(26日現在)。白鳥王子アイスアリーナとダイナックス沼ノ端アイスアリーナが停電で溶解、リンクが2週間にわたって使えなくなった。このほかでは、市役所庁舎や総合体育館、消防庁舎などがひび割れなどの被害を受けた。

 岩倉博文市長は「自らの安全を守るための備えを引き続きお願いしたい。今回の震災に関する課題については状況を整理して議会、市民に示していきたい」と述べている。 (佐藤重伸)

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