カラバオカップ3回戦が現地時間26日に行われ、今シーズン公式戦負けなしのチェルシーとリバプールがアンフィールドで対戦した。
公式戦いまだ負けなしの両チームは、今試合と週末のリーグ戦の2連戦を戦うことに。直近の対戦成績が1勝1敗2分けと互角の中、最初に仕掛けたのはアウェイのチェルシーだった。先発出場を果たしたセスク・ファブレガスとアルバロ・モラタのスペイン人コンビが、前線で絶妙なコンビネーションを披露。モラタが積極的にシュートを放ちチャンス作る。対するリバプールもホームの声援を受けて徐々に攻勢に出ると、37分にナビ・ケイタ、39分にサディオ・マネが続けて決定機を迎える。しかし、チェルシーのGKウィリー・カバジェロのファイセーブに遭い、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入ってもリバプール優勢が続く。前線からのハイプレスでチェルシーの自由を奪うと、59分にケイタのシュートのこぼれ球に反応したダニエル・スターリッジがアクロバティックなボレーシュートを放つ。ビッグセーブを続けてきたカバジェロも止めることができず、リバプールが遂に均衡を破る。貴重な先制点でいいムードに包まれたアンフィールドだったが、ここからチェルシーが怒涛の反撃に出る。79分に右サイド敵陣深くのFKからエデン・アザールがクロスを供給すると。ニアサイドでロス・バークリーがヘディングシュートを狙う。GKシモン・ミニョレが防いだこぼれ球をエメルソンが押し込み、アウェイのチェルシーが同点に追い付く。スコアをタイに戻しチェルシーに完全に流れが傾いた試合は、85分にさらにドラマが待っていた。アザールが得意のドリブルでDF二人を置き去りにすると、ペナルティエリア右から強烈な右足のシュートをゴール左に突き刺さる。6分間で逆転劇を演じたチェルシーがリバプールを下し、4回戦に進出した。
