11月の自動車国内生産計画、トヨタが上方修正

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 トヨタ自動車は、10~12月の自動車国内生産計画を策定し、関係先に伝えた。業界筋によれば、10月は前月策定した計画と変わらず、日当たり1万2千台弱とする一方、11月は地震や台風災害によって生産ラインに影響が出た分の挽回もあり、計画を上方修正。同1万3千台弱とする計画。12月も同レベルの生産水準となる見込み。年内は関係するコイルセンターや鋼管扱い筋の稼働もまずまずだが、安定供給に向け鋼材需給・在庫をどう見るかもポイントになっている。

 10月は、23・5日稼働で月産約28万台、11月は前月策定した計画を約5%上方修正し月産約28万台(22日稼働)を計画。12月も日当たり約1万3千台(19日稼働、月産約24万台)とし、関係先に内示した。

 KD生産は、10~11月ともに東南アジア地域の生産調整要因から下方修正している。中国、北米向けなどは比較的堅調な生産を継続する見通し。

 自動車生産のほか、建産機、工作機械などの生産も高水準で、特殊鋼鋼材を中心に、足元は需給が極めてひっ迫した状態。影響が建築用のハイテンションボルトなどにも出ている。鋼管類の需給もタイト化している。

 自動車生産が堅調に推移する中、コイルセンターや鋼管、特殊鋼扱い筋では、安定供給に向けて今後の鋼材需給、在庫をどう見るのかが大きな注目点になっている。また、運転手不足が続き荷降ろしや待機時間などの諸条件の整備も進む中で、輸送手配などについての諸問題もクローズアップされそう。