後悔、希望、亡き人へ 陸前高田「漂流ポスト」の手紙供養

©株式会社岩手日報社

大切な人への思いをつづった手紙を供養する(左から)佐藤せつ子さん、清水和子さん、赤川勇治さん

 東日本大震災の犠牲者らに宛てた手紙を受け取る陸前高田市広田町の「漂流ポスト3・11」を管理する赤川勇治さん(69)は26日、同市広田町の慈恩寺(古山敬光住職)で届いた手紙の供養を行った。2014年のポスト開設以降、手紙の供養は4度目。今回は手紙の送り主も初めて参列し、震災で家族を亡くした仙台市の女性2人と、失われた命や遺族らの心の平穏を静かに祈った。

 同日、赤川さんは16年秋以降に届いた100通を超える手紙を持参。石巻市内の娘家族4人を亡くした仙台市青葉区の看護師清水和子さん(69)と南三陸町で夫が犠牲になった同市泉区の佐藤せつ子さん(62)と供養した。

 震災当時、同市内の病院の准看護師だった清水さん。「娘たちを捜してあげられなかった後悔は、まだまだ消えない」と涙を流しながら臨んだが、供養を終え「今頑張っていることを伝えられた気がする」と穏やかな表情を浮かべた。