埼玉県戸田市、小学校向け「セサミストリートカリキュラム」発表

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セサミワークショップ

埼玉県戸田市とセサミワークショップは2018年9月27日、小学校向け「セサミストリートカリキュラム」を発表した。子どもたちの社会性や情緒的行動、生涯学習における基礎的な資質を育む72のプログラムで構成される。2019年4月には全国の小学校への導入を目指す。

セサミストリートで知られる米NPO法人「セサミワークショップ」は、1969年から教育番組「セサミストリート」をはじめ、さまざまなメディアや教育プログラムを、世界150余か国で提供している。

セサミストリートカリキュラムは、セサミワークショップの「Whole Child(知的発達から情緒的発達、社会性の発達まで、子ども1人の成長を全体的に支援する)」という教育的アプローチに、金融教育プログラム「夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャルエンパワーメント」を加えたカリキュラム。小学校1年生から6年生まで各学年12プログラム(全72プログラム)あり、その中から各学校が自校の教育目標、子どもの実態に応じて選択する。1回のプログラムは45分で、総合的な学習の時間や特別活動、道徳などで活用できる。

戸田市では、2017年11月よりセサミストリートのパイロット授業を行っており、セサミストリートカリキュラムの実現に向けて、その可能性や有効性を研究してきた。今後、市内の小学校で導入を進める現場での実践を踏まえて、さらにカリキュラムをブラッシュアップしていく予定だという。

戸田市教育委員会教育長の戸ヶ崎勤氏(※崎はたつさき)は、「セサミストリートのパイロット授業を開始してから、児童の学び方や教員の指導方法に様々な変化が見られました。楽しく、そして積極的に参加できるこのカリキュラムは、これまでとは違う新しい方法で、教員や子どもたちの学習を深めることでしょう。このカリキュラムを通して、AIでは代替できない、これからの時代を生き抜く力が、戸田の子どもたちに身に付くことを期待しております」と述べている。

セサミワークショップは、引き続き戸田市と連携しながら、セサミストリートカリキュラムのパイロット授業を重ね、2019年4月には全国の小学校への導入を目指す。

工藤めぐみ