水戸にJ1ライセンス 条件付き、昇格へ弾み

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Jリーグは27日、来季のJ1とJ2の参加資格となるクラブライセンスの判定結果を発表し、J2水戸ホーリーホックに対し、条件付きでJ1ライセンスの交付を決めた。2013年のライセンス制度導入以降、水戸のJ1ライセンス取得が認められるのは初めて。条件付きながら、今季の成績次第で、水戸がJ1に昇格する道が開かれた。

水戸は、J1昇格という1994年のクラブ創設以来の悲願を達成するため、かつての本拠地、笠松運動公園陸上競技場(那珂市)を暫定的な来季のホームスタジアムとして申請していた。同競技場は、2019年茨城国体に向けた改修工事により、J1基準を満たすことになっている。

水戸がJ1ライセンスを取得する条件は、今季の順位要件を満たし、同競技場のトイレ数・屋根のカバー率を改善させること。

条件が満たされなかった場合、これまで通り、本来の本拠地であるケーズデンキスタジアム水戸(水戸市)をホームスタジアムとして、J2ライセンスが交付される。

水戸の沼田邦郎社長は判定結果を受け「県や、水戸市をはじめとするホームタウン9市町村の皆さまなど、ご協力をいただいた方々への感謝の気持ちでいっぱい」と謝意を述べた。リーグ終盤戦で奮闘するチームに対し「上(J1)を目指すことができる。これを弾みに一丸となって頑張ってほしい」と期待を込めた。

水戸の順位は27日現在、暫定11位(勝ち点47)。リーグ戦残り8試合で、J1自動昇格圏内の2位との勝ち点差は14、J1参入プレーオフ進出圏内の6位との勝ち点差は10。

クラブライセンス制度はJリーグの資格制度。競技▽施設▽人事組織▽法務▽財務-の5分野56項目をリーグが審査し、基準に応じてJ1またはJ2ライセンスを認める。審査は毎年行われ、来季のライセンスはJ1が水戸を含む41、J2が7のクラブに交付される。(藤谷俊介)