新日鉄住金ソリューションズ、大学の教室・食堂の命名権取得

 新日鉄住金ソリューションズ(社長・謝敷宗敬氏)は、大阪大学と神戸大学の各学内施設の施設命名権(ネーミングライツ)を取得した。同社の略称となる「NSSOL(エヌエスソル)」を冠した食堂や教室が10月に登場する。IT(情報技術)業を支える人材育成を支援する取り組みの一環で、同社の認知度向上にもつながりそうだ。

 阪大、神戸大は今年、教育研究環境の向上などを目的にそれぞれネーミングライツ制度を導入。NSSOLは両大学の公募に応じ、今月19日に阪大と、20日に神戸大とそれぞれ協定を締結した。NSSOLが施設命名権を取得するのは初めて。

 阪大では吹田キャンパス(大阪府吹田市)の「ポプラ通り福利会館2階食堂」の名称が「NSSOL Cafe」になる。同施設は情報科学研究課などで学ぶ大学院生や教職員など年11万人以上が利用している。

 神戸大では六甲台第2キャンパス(神戸市)にある工学研究科D2棟の「情報知能演習室」の名称が「NSSOL Lab」となる。工学部情報知能工学科の学生やシステム情報学研究科の大学院生らが主に利用する。

 両大学との協定期間はいずれも10月から2021年3月まで。

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