不妊強制、聴覚障害者が初提訴

各地で訴え、札幌では初弁論

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 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を受けさせられた兵庫県内の耳の不自由な夫婦2組が28日、国に損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。聴覚障害者が訴えを起こすのは全国で初めて。仙台と大阪では女性2人がそれぞれ提訴。札幌地裁では、小島喜久夫さん(77)=札幌市=の訴訟の第1回口頭弁論があり、国は違憲性の見解を示さず、請求棄却を求めた。

 訴状などによると、神戸地裁に提訴したのは聴覚障害のある70代夫婦と、兵庫県明石市の小林喜美子さん(86)と夫宝二さん(86)。

 2組は、国が救済への立法措置などを怠ったとして、1人当たり1100万円の賠償を求めている。