日産 ノート e-POWER AUTECH vs. VW ポロ TSI ハイラインどっちが買い!? 日欧のプレミアムコンパクトを徹底比較!

(右)日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC[FF/ボディカラー:オーロラフレアブルーパール(特別色)]/(左)フォルクスワーゲン ポロ TSI Highline[FF/ボディカラー:エナジェティックオレンジメタリック] 日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC vs. VW ポロ TSI Highline どっちが買い!?

AUTECHのクラフトマンシップが作り上げたプレミアムスポーティコンパクト

日産 ノートが2018年上半期の登録車、つまり軽自動車を除く乗用車のベストセラーになった。販売の約7割は1.2リッター直列3気筒エンジンとモーターを組み合わせたシリーズ式ハイブリッドの”e-POWER”だという。

日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC[FF/ボディカラー:オーロラフレアブルーパール(特別色)]
日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC 日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC vs. VW ポロ TSI Highline どっちが買い!?

たしかに道を走っていると、フロントグリルにブルーの縁取りが入ったノート e-POWERはけっこうよく見かける。

単に燃費が良く環境に優しいだけではない。モーターによる加速は電気自動車のように滑らかで気持ちいい一方、電気自動車と違って充電の必要がないという、楽しく使えるテクノロジーも評価されているのだろう。日本のエコカーでは珍しく、ノートe-POWERは走りが評価されている1台と言える。

そのためだろう、2016年に追加されたスポーツカスタムモデル「ノート NISMO」も見ることが多い。ただしNISMOはドアミラーやバンパーのモールを赤に染めたスポーツ色の強い出で立ちで、少々気恥ずかしいと思うユーザーもいるはず。

そこへ登場したのが、オーテックジャパンがプロデュースした「ノート AUTECH(オーテック)」だった。2018年1月、東京オートサロンの会場でお披露目された「セレナ AUTECH」に続く、AUTECHブランド第2弾である。

スポーティでありながらプレミアム感に満ちたスタイリングや素材にこだわるユーザーに向け、カスタムカーづくりで蓄積したクラフトマンシップを注入した、プレミアムスポーティ志向のブランド。これがAUTECHのコンセプトだ。

日本と欧州のプレミアムコンパクト対決!ノート AUTECHとVW ポロを比較

日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC[FF/ボディカラー:オーロラフレアブルーパール(特別色)]

コンパクトカーのジャンルでプレミアムといえば、輸入車を思い浮かべる人も多いだろう。そこで今回は、2018年5月にモデルチェンジしたばかりのフォルクスワーゲン(VW) ポロと比較することにした。

ノート AUTECHにはe-POWERとガソリン車、それぞれに2WDと4WDがあり、e-POWERの2WDには「SPORTS SPEC」も設定される。試乗車はこのSPORTS SPECで、パワーユニットには専用チューニングコンピューターを採用する。シャシーはボディ補強とサスペンションチューニングを施し、16インチの専用アルミホイールとタイヤを履く。

フォルクスワーゲン ポロ TSI Highline[FF/ボディカラー:エナジェティックオレンジメタリック] 日産 ノート e-POWER AUTECH SPORTS SPEC vs. VW ポロ TSI Highline どっちが買い!?

ポロは最近追加されたGTIを除くと、すべて1リッター直列3気筒ターボエンジンを積むTSIトレンドライン/コンフォートライン/ハイラインの3グレード構成となる。試乗車はハイラインだった。

東京・青山にあるオートックワン編集部を出発し、目指したのは千葉県香取市佐原(さわら)。

江戸時代に利根川が治水工事で今の流れになった際、市内を流れる小野川が水運の拠点になったことで水郷として栄え、小江戸とも呼ばれている。

東京都心からの距離は100kmほどと、コンパクトカーで日帰りするのに最適な場所でもある。

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