<18年水稲>東北コメ作況「平年並み」 秋田は天候不順で予想収量減

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 東北農政局は28日、東北6県の2018年産水稲の作柄概況(15日現在)を発表した。東北の作況指数は101(前年同期比1ポイント増)で、「平年並み」(99~101)の見通しとなった。10アール当たりの予想収量は567キロで、前年より3キロ増える見込み。

 この時期の「平年並み」は2年連続。県別、地域別の作況指数は図の通り。秋田は全域で「やや不良」(95~98)の98。1穂当たりのもみ数は「やや多い」となったが、穂数が圧倒的に少なかった。6月中旬~7月中旬の日照不足、6月中旬の低温の影響で穂数を決める茎の分げつ(枝分かれ)が進まなかったためとみられる。

 好天が続いた岩手、宮城、福島3県は102~103の「やや良」(102~105)で、豊作基調となった。青森は101、山形は99で、いずれも「平年並み」の見通し。

 10アール当たりの予想収量は岩手547キロ(前年比14キロ増)、宮城551キロ(16キロ増)、福島562キロ(13キロ増)と大幅に前年を上回る見通し。青森は2キロ増の598キロを見込む。秋田は560キロで前年比14キロ減、山形は593キロで5キロ減となっている。

[作況指数]コメ(水稲)の出来具合を表す指標。水田10アール当たりの平年収穫量を100とし、その年が豊作になれば数字が大きくなり、不作になると下回る。農林水産省は9月から速報値を公表し、12月に確定値がほぼ出そろう。近年はコメ需要が低下傾向のため、作況指数が良ければコメ余りが懸念され、米価にはマイナス要因とされる。