駅からバス 乗り換え困難 ゆいレール古島駅 車いす利用者、県に訴え

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 沖縄都市モノレールの古島駅(那覇市)から国道330号沿いにある浦添市方面行きの路線バスに乗り換える際、車いすではバス停にたどり着くことが難しいことが分かった。26日、県の担当者に現地で状況を説明した小渡里子さん(44)は「車いすだけでなく、ベビーカーや高齢者も不便。問題を解消し、みんなが使いやすくしてほしい」と訴えた。

 おもろまち方面へは、古島駅東口からエレベーターで地上に降り、横断歩道を渡ってバス停に行くことができる。一方、浦添方面へのバス停には西口から階段を使わなくてはいけない。エレベーターで降りると道路を横切る必要があるが、横断歩道はない。さらに道路を渡っても段差があり、車いすではバスを待つスペースに上ることができない状態になっている。

 小渡さんは宜野湾市のNPO法人「県自立生活センター・イルカ」で研修を受けている。先週、那覇市首里石嶺町の自宅から1人でイルカに向かう際、古島駅でバスに乗り換えようとしたものの、バス停に行けず途方に暮れたという。現在は首里駅からおもろまち駅まで行き、バスに乗り換えている。

 26日は県都市計画・モノレール課と南部土木事務所の担当者に対し、小渡さんやイルカのメンバーらが状況を説明。小渡さんは「誰もがいつ障がいを負うか分からない。道路はいろんな状況を想定して造ってほしい」と話した。

 謝花勉・都市モノレール室長は、古島駅でのアクセスについて「車いすの方への配慮が足りない面があるのは確か。今後、南部土木事務所とも調整しながらどのような対応策があるか確認していきたい」と話した。