東胆振3町が連携し国、道との交渉一元化

胆振東部地震

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3町が連携して復興に取り組むことを確認した(左から)竹中、宮坂、及川の3町長

 胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真、むかわ、安平の3町長は28日、被災後初めての首長会議を開き、3町が連携して復興を目指すことを確認した。来月には生活支援や国、道との交渉などを一元化する新たな部署を各庁内に立ち上げる。また、既存の制度では補助対象とはならない被災者に対する「復興基金」の創設を道に要望していく。

 宮坂尚市朗厚真町長、竹中喜之むかわ町長、及川秀一郎安平町長が厚真町役場町長室で会議を開き、非公開で約1時間行われた。

 会議では迅速な復興を進めるため、3町が福祉や総務、建設、経済など各課から集めた職員で新部署を設立、国や道とのやりとり、情報発信など町民生活に密着した部門を一つの部署に集約させる。

 立ち上げた後に各町の担当者が緊密に連携を図り、情報交換をしながら課題点を探っていく。重要案件は3町長が顔を合わせ、意見交換を行って対応策を協議することを申し合わせた。

 会議後、各町長は取材に応じた。宮坂町長は「復興の業務は多岐にわたるが町民の日常生活を取り戻すためスピード感を持って対応していきたい」。竹中町長は「8600人が被災したが3町が連携を図り、災害に強い町づくりを進めなければならない」。及川町長は「町内も大きな被害が出ており、町民の生活を元に戻すため取り組む」と語った。
(佐藤重伸)