台風24号 県内、昼前に最接近 交通機関に影響相次ぐ

 大型で非常に強い台風24号は30日昼前に本県に最も接近する見込み。長崎地方気象台によると、県内は30日朝から昼すぎにかけて風速25メートル以上の暴風域に入ると予想されている。同気象台は暴風やうねりを伴った高波、土砂災害に警戒を呼び掛けている。
 県は29日、災害警戒本部を設置した。
 県内の交通機関にも影響が出た。空の便は29日、長崎-那覇、長崎-対馬の計2往復4便が欠航。30日は長崎空港発着の関西、関東方面便について、ソラシドエアは一部を、ピーチ・アビエーションとジェットスター・ジャパンは全便を欠航する。
 海の便は本土と離島を結ぶ高速船などに欠航が相次いだ。30日は、九州商船と島鉄フェリーが全便欠航する。有明フェリーは始発から12便の欠航を予定。高速バスは県営バスが長崎発着の大分、宮崎、鹿児島便のほとんどを運休する。

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