ジローナに引き分け、レガネスには1-2で逆転負け。そして今節はアスレティック・ビルバオ相手に1‐1の引き分けと、バルセロナがリーグ戦で3試合連続勝ち点3を逃した。レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのダービーマッチがスコアレスドローに終わっていたため勝ち点差をつけるチャンスだったのだが、その機会を活かせなかった。
この結果をスペイン『MARCA』が厳しく批判している。ポイントの1つに挙げられたのが、リオネル・メッシのベンチスタートだ。指揮官エルネスト・バルベルデはビルバオとの一戦でメッシをベンチスタートとしたのだが、結果的にはこの采配が裏目に出てしまった。
同メディアは、「何より心配なのは、バルセロナはメッシがいなければチャンピオンズリーグ出場権獲得にも苦労するであろうチームということ」と伝えており、メッシ頼みが浮き彫りになったゲームと指摘している。
このゲームはビルバオに1点を先行され、55分から慌ててメッシを投入。メッシはポスト直撃のシュートを放つなど決定機を作り出し、84分にはムニル・エル・ハダディの同点ゴールをアシストしている。まさにメッシのおかげで同点にできたとの表現が正しい。
また同メディアは、このゲームで最終ラインを乱して失点に絡んだDFジェラール・ピケのことも批判している。ピケはレガネス戦でもロングボールへの対応を誤って失点に関与しており、やや不安定だ。バルセロナとしては不安なポイントだろう。
バルセロナは10月3日にトッテナムとのチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節を戦うところからスケジュールが非常に厳しくなり、リーグ戦ではバレンシア、セビージャと、チャンピオンズリーグのインテル戦を挟み、10月末にレアル・マドリードとのクラシコが控える。今のままでは不安だが、まずはトッテナム戦で白星を取り戻せるか。