部活指導員、広島市教委も導入検討 来年度から

©株式会社中国新聞社

 広島市教委は市立中学校の教員に代わり、部活動の指導や引率をする「部活動指導員」を来年度から導入する検討を始めた。部活動は教員の長時間勤務の一因とされている。既に各校で登用している外部指導者の役割を増やす形で、負担を減らす狙い。

 市教委は競技経験や専門的な知識を持つ地域の人たちを学校職員として採用し、部活動の顧問とする方針。文部科学省は来年度、中学校に部活動指導員を配置する市町村に経費の3分の1を補助する制度を拡充する方針を示しており、市教委は活用を目指す。

 市教委は既に、部活動を活性化するため、中学校の部活動に外部指導者を招く取り組みを2002年度から運動部、04年度から文化部でそれぞれ始めている。本年度は市立中学校・中等教育学校全64校のうち運動部で56校62人、文化部は57校66人が指導している。

 ただ、活動中の事故などの責任が曖昧なため大会の引率はしていない。このため、現行の外部指導者を学校職員として採用し、引率もできる部活動指導員とする方向で検討している。これまで教員が務めていた顧問や監督の役割も新たに担う。

 広島県内では本年度、東広島、廿日市、安芸高田の3市が部活動指導員を導入している。