FC琉球、上位対決に連勝 サッカーJ3第25節 沼津に4―1、J2へ加速

 サッカー明治安田J3の第25節、首位に立つFC琉球は30日、静岡県の愛鷹広域公園多目的競技場で2位のアスルクラロ沼津と対戦し、4―1で快勝した。琉球の戦績は15勝5分け4敗で勝ち点は50になった。22日の鹿児島戦に続き、上位との直接対決を制し、首位を堅持。J2昇格へ向け、また一歩前進した。堅守が持ち味の沼津に対し、琉球は細かくパスをつなぎ攻め入り、流れをつくっていった。前半45分、枝本雄一郎が先制のゴールを決めると、後半は富所悠、増谷幸祐が続き主導権を握り、再び富所がシュートを決め、ダメを押した。次戦は10月6日午後6時から、ホームの沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでギラヴァンツ北九州を迎え撃つ。この試合は琉球新報社の冠試合。

(2)愛鷹(琉球2勝)

琉球 15勝5分け4敗(50)

4―1(1―0,3―1)

沼津 12勝7分け5敗(43)

▽得点者 【琉】 枝本(5)富所2(8)増谷(1)【沼】 石田(1)

▽観客 1568人

◆思い切りが良い

 金鍾成監督(FC琉球)の話 2点を入れて、動きが落ち着いてしまったところで失点したが、セットプレーで取り返したのは良かった。思い切りの良いプレーはできている。一試合一試合これからも大事に戦っていきたい。

◆波状攻撃で突破/“勝負の9月”重ねた白星

 琉球は、失点16とJ3最少失点を誇る堅守の沼津に終始、波状攻撃を仕掛けてその防御壁を打ち破り、4―1で快勝して首位の力を見せつけた。2得点2アシストと全ての得点に絡んだ富所悠は「良いところにきたボールを、確実に決められて良かった」と破顔した。

 沼津は前へ前へとプレスを仕掛けてくるが、琉球はカウンターを恐れず、相手守備の間を抜くパスを何度も通し、主に右サイドからの攻撃を展開していく。前半終了間際、ペナルティーエリアの中央で、富所悠のアシストを受けて、守備をかわした枝本雄一郎が思い切り良く右足を振り抜き、先制点を挙げた。

 後半は攻撃的サッカーにバリエーションが出てくると、左サイドから富所が2点目、3点目はCKにうまく頭を合わせた増谷幸祐がゴール。最後は、ゴール前のこぼれ球を富所が押し込み、ダメ押しの4点目とした。首位争いを繰り広げる沼津に対しても、失点のリスクを負ってでも果敢に攻め抜く琉球のサッカーを体現した試合内容だった。

 リーグ上位陣と2度戦う“勝負の9月”を白星で乗り越えた。残すは8試合。J2ライセンスはすでに取得しており、昇格の準備はできている。

 エースの富所は「(残り試合では)もうちょっと点を取りたいね」と充実感を漂わせつつ、「早く昇格を決めるためにも、次の試合も頑張りたい」と、力を込めた。

©株式会社琉球新報社