大村市長に「ゆでピー」贈る 大村市青年農業者会

 大村産のラッカセイ安定供給と6次産業化を目指す大村市青年農業者会(中村堅斗会長)はこのほど、大村市役所に園田裕史市長を訪ね、地元産の「塩ゆで落花生」(通称・ゆでピー)やパンなどをプレゼントした。

 大村市によると、ゆでピーは大村市の特産品の一つだが、大村市内の販売量15トンに対し、地元産のラッカセイを使ったものは1割程度にとどまっている。同会は2017年度から地元産の安定供給を目指す「ゆでピープロジェクト」に参画。本年度も農地約10アールで試験栽培を行った。

 中村会長は、おおむら夢ファーム・シュシュの協力でパンやアイスなどの商品開発にも取り組んでいることを報告。「8月には千葉県の先進地を視察した。収量を増やして安定供給につなげたい」と抱負を述べた。

 同会は子どもたちへの食育推進にも取り組んでおり、10日には、大村市浄水センター内で栽培したラッカセイを地元園児と収穫するという。

大村産のラッカセイの試験栽培と6次産業化に取り組む市青年農業者会のメンバー=大村市役所

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