南陽小児童が高齢者へ手紙「交通安全 気をつけて」 

 長崎県長崎市竿浦町の長崎市立南陽小(大久保通孝校長、297人)の児童が9月28日、高齢者に交通事故防止を呼び掛ける手紙を作成した。手紙は12日に、児童と大浦署員が竿浦町にある特別養護老人ホーム喜楽苑の利用者に届ける。

 土井首地区の高齢者に対し、地元の孫世代に交通安全を呼び掛けてもらおうと、大浦署が昨年から企画している。署員の指導の下、同校4年の児童65人が、真剣な表情で手紙に「夜に外を歩く時は、明るい服を着よう」「信号やひょうしきを守って歩こう」などと書き込んだ。

 飯野琉花(るか)さん(9)は「おじいちゃんおばあちゃんが毎日楽しく安全に暮らせるように書いた」、松尾玲音(れおん)君(10)は「(自分も)横断歩道で信号がチカチカしているときに渡らないようにしようと思った」と話した。

真剣な表情で手紙を書く児童たち=長崎市立南陽小

© 株式会社長崎新聞社