阪和興業、インドネシア二次電池原料メーカーQMBに出資

中国・青山鋼鉄系と合弁

©株式会社鉄鋼新聞社

 阪和興業は28日、二次電池(充電式電池)の原材料となる高純度ニッケル・コバルト化合物を鉱石から一貫製造するインドネシアの合弁会社「QMBニューエナジーマテリアルズ(QMB)」に出資すると発表した。出資比率は8%。阪和興業はリチウムイオン電池の需要が最も伸びると見込まれる中国での販売拡大を図る。

 QMBは世界最大手のステンレス鋼メーカー、中国・青山鋼鉄が事業展開するインドネシア・スラウェシ島の工場内に設置。資本金は約2億1千万ドル(約238億円)。年間の生産予定数量は、ニッケル純分が約5万トン、コバルト純分が約4千トン。2019年度中の稼働を目指す。

 ほかにQMBへ出資したのは青山鋼鉄と、中国最大の電池リサイクル・二次電池部材メーカー格林美(GEM)、世界最大の車載用リチウムイオン電池メーカー寧徳時代新能源科技(CATL)の各関係会社。青山は2社、ほかは各1社が出資した。

 阪和興業は、ステンレス鋼向け原料や二次電池向けニッケル・コバルト化合物の世界的な取り扱い実績を持っている。同社は、参画企業が経営資源を持ち寄ることで高純度ニッケル・コバルト化合物をインドネシアで製造し、中国を軸に販売活動を展開する構えだ。