関東は時季外れの暑さ 内陸で猛暑日の可能性も 栃木に高温注意情報

1日(月)午前9時過ぎ 文京区湯島 撮影 高橋和也

 東日本の太平洋側や西日本は、台風一過の晴天となっている所が多い。関東では、台風が持ち込んだ暖かな空気や日差しの影響で午前中から気温が高く、東京都心では午前11時前に、2週間ぶりに気温が30℃を超えた。午後は、内陸を中心にさらに暑くなるため、熱中症に注意が必要となる。

1日(月)午前11時の気温に関する推計気象分布

 きょう1日は、西~東日本の太平洋側で天気が回復し日差しが戻っているが、引き続き土砂災害や強風、高波に警戒・注意が必要だ。また、関東では内陸を中心に前日より気温が大幅に高くなり、30℃以上の真夏日となる所が多い見込み。
 なお、栃木県には午前11時前に「高温注意情報」が発表された。場所によって気温35℃以上の猛暑日地点が現れる可能性がある。10月とはいえ、熱中症の危険度が高くなる。無理をせず冷房を適切に使用するなど、室温の管理に注意が必要だ。

1日(月)の全国天気予報(数字は予想最高気温と前日差)

■1日の予想最高気温
 34℃  水戸、宇都宮、熊谷など
 33℃  前橋、さいたま
 32℃  東京、秩父(埼玉)、甲府、静岡など
 
 急な気温変化に加えて、昨夜の台風通過に伴う風の音などで寝不足となり、いつも以上に体調を崩しやすい可能性があるため、熱中症など体調管理に十分な注意が必要となる。なお、あす2日(火)の関東は、きょうより気温が下がる予想だが、それでも内陸では30℃近くまで上がる見込み。(気象予報士・高橋和也)

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