カラスコ→バウアーのリレーでインディアンスが接戦制す

【インディアンス2-1ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

ア・リーグ中部地区の王者であるインディアンスは、ロイヤルズとのレギュラーシーズン最終戦を2対1で制し、162試合にわたる長い戦いを白星で締めくくった。先発のカルロス・カラスコが5回77球1失点の好投で17勝目(10敗)をマークし、2番手のトレバー・バウアーも4回51球無失点で自身初セーブ。ポストシーズンに向けて順調な仕上がりを印象付けた。一方、接戦を落としたロイヤルズは58勝104敗の地区最下位でレギュラーシーズンを終了。勝率.358はオリオールズに次ぐ両リーグワースト2位となった。

インディアンスは初回にフランシスコ・リンドーアの三盗に相手のミスが絡み、幸先よく1点を先制。3回表にはリンドーアが左中間への38号ソロを放ち、リードを2点に広げた。5回裏、カラスコは一死1・3塁のピンチを背負い、メイブリス・ビローリアのタイムリーで1点を返されたものの、後続を抑えて同点は許さず。6回以降は2番手のバウアーがロイヤルズの反撃をシャットアウトし、1点差で逃げ切った。バウアーは故障者リストからの復帰後、4イニング以下の登板が続いており、日本時間10月6日に始まるアストロズとの地区シリーズではリリーフに回る可能性もある。その場合は不安定なリリーフ陣の救世主として、ポストシーズンのキーマンとなりそうだ。

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