関学大キャンパスにムスリム礼拝室 教育機関では「珍しい」

室内で祈る男性。入り口付近には「清めの場」も備える=西宮市上ケ原一番町

 関西学院大は9月中旬、イスラム教徒の学生や教員ら専用の礼拝室を西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町)に開設した。男性用と女性用の2部屋で、それぞれ2畳ほどの広さ。イスラム教の聖地、サウジアラビア西部メッカの方角を示すパネルや手などを洗う「清めの場」も備えており、「便利で落ち着く」と利用者からは好評だ。

 東南アジアなどイスラム教徒が多い地域からの旅行客増を受けて鉄道の駅などで礼拝施設設置が進むが、教育機関での設置は珍しいという。

 関学大には現在、イスラム圏11カ国出身の学生計45人が在籍し、うち31人が同キャンパスに通っている。イスラム教の礼拝は1日5回で、学生らはこれまで講義棟の廊下や空き教室を利用してきたが、落ち着いて礼拝できる場の確保が課題になっていた。

 礼拝室は講義棟第4別館3階のロビー部分に新設。さっそく利用した大学院2年の学生(24)=セネガル出身=は「周囲に気を使わずに済む。友人にもこの場所を薦めたい」と笑顔を見せた。

 関学大はキリスト教教育を特長とするが、打樋(うてび)啓史学長補佐(51)は「学生たちが異文化に触れるきっかけにもなる。さまざまな学生が学び合える環境づくりの一つにしたい」と話している。(風斗雅博)

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