遠野のにおいがする小説、今後も 市民栄誉賞表彰式で若竹さん

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万感の帰郷で小説家としての歩みや郷土への思いを語る若竹千佐子さん(右)

 遠野市は30日、1月にデビュー作「おらおらでひとりいぐも」で第158回芥川賞を受賞した遠野市上郷町出身の作家若竹千佐子さん(64)=千葉県木更津市=の市民栄誉賞表彰式を遠野市新町の市民センターで行い、約600人が郷土の誇りを温かく祝福した。

 若竹さんは1月の受賞記者会見と同じ赤茶のワンピースで登場。本田敏秋市長が「市民一丸で応援していた。おかえりなさい」と出迎え、表彰状や記念品を贈呈した。

 帰郷は2月下旬に市内の書店で開いたサイン会以来。若竹さんは感極まりながら「多くの人の祝福を受け天にも昇る思い。今後も力の限り遠野のにおいがする小説を書いていく」とあいさつし、盛大な拍手を受けた。