横浜新市庁舎内の商業施設、京急が運営へ ブックカフェ設置

 横浜市は1日、2020年6月末の供用開始を目指し整備中の新市庁舎(同市中区)について、低層部に設置する商業施設の運営事業者を京浜急行電鉄(東京都港区)に決定したと発表した。ブックカフェやフードホールを設置するほか、都市型スポーツの拠点化を図るとの提案が、地域のにぎわい創出につながると評価された。

 商業施設が整備されるのは新市庁舎1、2階の約3千平方メートル。京急の提案では、さまざまな世代の憩いの場となるブックカフェや、市民、市職員、近隣で働く人たちのランチ需要を満たすフードホールを設置する。

 また、ランニングやSUP(スタンドアップパドルボード)といった人気スポーツの拠点化を目指す考え。新市庁舎を基点に、関内地区や大岡川など周辺エリアを陸上、水上両面から結ぶことで、回遊性向上が期待できるという。京急は今後、テナント誘致を進める。

 市によると、公募には9者から提案があり、市市庁舎商業施設運営事業者選定評価委員会が決定した。

京急が提案したブックカフェのイメージ

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