諭吉の偉業、見つめ直す 県立歴史博物館で5日から特別展

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福沢諭吉が散歩時に持ち歩いた折り畳み椅子
明治初期に描かれた慶応義塾全図=県立歴史博物館提供

 中津市が生んだ郷土の偉人福沢諭吉の生涯や業績をたどる特別展(県立歴史博物館、大分合同新聞社の共催)が5日から宇佐市高森の同館で開かれる。明治改元から150年の節目。著作や遺品を展示する。11月11日まで。

 諭吉(1835~1901年)は啓蒙(けいもう)思想家でもあり、知恵と徳義(モラル)を身に付けた個人の独立が国家の独立に結び付くと説いた。その思想について、さまざまな見方があり、評価も分かれる。改めて見つめる機会を設けようと企画した。

 展示品は118点。慶応義塾大学(東京都)の福沢研究センターと図書館から借り入れた。「学問のすゝめ」と「福翁(ふくおう)自伝」などの代表的著作の直筆原稿約10点を展示。

 居合に用いた刀と愛用のたばこ道具、友人らに出した手紙、散歩時に持ち歩いた折り畳み椅子(木製一部革)、副葬品のつえなどの遺品がある。

 同館の村上博秋主幹研究員は「業績を詳しく知らない人が県内でも多いと感じている。生涯や考え方を深く知ってもらえるよう紹介したい」と話している。

 入場料は一般510円、高校、大学生は310円。中学生以下と土曜日の高校生の入場は無料。期間中の開館時間は午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)。月曜休館で、体育の日(8日)は開館し、9日に休館。

 問い合わせは同館(TEL0978・37・2100)。