丸金パイプの長野事業所、そば打ち体験・酒蔵見学ツアー開く 取引先ら50人参集、地元の味に舌鼓

 鋼管販売、各種配管加工を手掛ける丸金パイプ(本社・大阪市西区、社長・比企常隆氏)は先月29日、同社の長野事業所・鋼管加工工場(長野県佐久市田口)で「長野満喫体験プログラム」と銘打ったそば打ち体験、酒蔵見学ツアーを開催。社員や取引先ら約50人が参加し、地元の〝味〟を堪能した。

 今回のイベントは、日頃取引先への感謝の意向と地元長野・佐久市での地域貢献も兼ねて企画したもの。丸金パイプは14年9月に長野事業所・鋼管加工工場を開設以降、地元名産のプルーン栽培やバレー教室への支援など多方面から地域貢献活動を行っている。

 当日は台風が接近するあいにくの天候の中で、予定を大幅に変更しての開催となった。まず一向は、そば打ち愛好家で作る「信州そばガキ隊」を訪れ、班ごとに分かれてそば打ちを体験。職人の手解きを受けながら、皆一心不乱にそばを打った。

 信州そばを堪能した後は、地元で130年以上の歴史を誇る老舗酒蔵「芙蓉酒造」を訪問。地酒、焼酎の試飲の傍ら、実際の醸造の様子などを見学した。

 丸金パイプは「信州そばガキ隊」の協力で今年長野事業所の工場建屋新設予定地で蕎麦の実を栽培し、先月13日に収穫が終了。収穫した実の一部は今回のそば打ち体験用にそば粉にした。残りの実は、今回見学した芙蓉酒造で蕎麦焼酎に。来年7月頃に完成予定で、今回のイベント参加者全員に贈呈される。

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