苫小牧で災害ごみの受け入れ本格化

沼ノ端クリーンセンターの定期点検が終了

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定期点検を終えて災害ごみの受け入れが本格化してきた苫小牧市沼ノ端クリーンセンター

 苫小牧市沼ノ端クリーンセンターの定期点検が終了し、中断していた胆振東部地震の被災地3町(厚真、むかわ、安平)で発生した災害ごみの受け入れが本格化してきた。市は通常の生活ごみに加え、当面は災害ごみの受け入れを続けていく考えだ。

 同市はごみの広域処理で厚真、安平両町の生活ごみを同センターで受け入れ処理している。今回は震災被害を踏まえ、むかわ町の災害ごみも引き受けている。焼却炉2基の処理能力は1日当たり210トン。通常の処理量を除き、受け入れ可能量は可燃ごみ47トン。

 市によると、9月6日の地震発生後、同22日までの受け入れ量は379・26トン。自治体別では厚真町が80・66トン、むかわ町は153・37トン、安平町は145・23トン。可燃ごみは同センターで焼却し、不燃ごみは柏原埋立処分場で処理を行っている。

 同センターは同23日から27日まで焼却炉1基が定期点検に入った。残る1基は通常の生活ごみを処理していたため、災害ごみの受け入れを一時中断していた。この期間は岩見沢市内の処理施設に運んでいた。定期点検が終わり、同28日から受け入れを再開した。

 同市は「厚真、むかわ、安平の3町は東胆振定住自立圏を構成しているまちであり、災害ごみはできる限り受け入れたい」としている。また、同センターを視察した武部新環境政務官は「財政的な支援を含め、災害ごみの適正処理を進めたい」と話している。(佐藤重伸)