秋空のもと、燃料電池バスが疾走~山梨県が初の試乗会を開催~

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 山梨県は、平成30年9月15日から19日までの5日間、燃料電池バスの試乗会を開催し、県民など230人余りが試乗しました。

「とても静かで、快適な乗り心地だった」など、試乗した県民には非常に好評であり、ドライバーを務めた県内バス事業者の運転手からは「スムーズで非常に運転しやすかった」との感想がありました。

 試乗会では、単に燃料電池バスに乗って街中を走るだけでなく、2027年に開業予定のリニア中央新幹線の新駅予定地を車窓から眺めながら、甲府市南部にある米倉山に行き、企業局が運営する次世代エネルギー啓発施設「ゆめソーラー館やまなし」を見学するコースを設けました。

 参加者は、「ゆめソーラー館やまなし」で、生活に身近な電気エネルギーを中心に、太陽エネルギーや地球温暖化などについて学ぶとともに、太陽光で発電した電気で水を電気分解し、水素を製造、貯蔵、利用する最新の電力貯蔵技術である「P2G(Power to Gas)システム」の実証研究についても見学しました。

 山梨県では、平成30年3月に、水素を日常生活や産業活動で利活用する水素エネルギー社会の実現に向け、今後の目標や取り組みの方向性を示した「やまなし水素エネルギー社会実現ロードマップ」を策定しました。

 水素エネルギーの利用拡大を図るためには、県民が水素について正しく理解し、身近に感じてもらうことが重要です。燃料電池バスの試乗会は、このための第一歩として開催したものであり、今後も水素エネルギーに関する普及啓発に努めていきます。

試乗会に使用した燃料電池バス「SORA」(山梨県庁前庭)
運転手に好評だった車イスやベビーカー利用者に便利な装備
走行中にも使用できるアクセサリーコンセントを装備
米倉山「ゆめソーラー館やまなし」では、太陽光で発電した電気で水を電気分解し、水素を製造、貯蔵、利用するP2G(Power to Gas)システムの実証研究を見学
山梨県庁を起点に5日間、試乗会を開催。県民など230人余りが試乗