ツインズ・モリター監督が解任 今季は3年契約の1年目

ツインズのデレク・フォルビー編成最高責任者とサッド・レバインGMは日本時間10月3日に記者会見を開き、ポール・モリター監督を解任して新監督探しに着手することを明らかにした。モリターには球団内の他の役割が与えられるようだが、昨季終了後に契約を3年延長したばかりであり、誰もが予想しなかった驚きの人事となった。

ツインズは昨季、大躍進を遂げてワイルドカード・ゲームへ進出し、モリターはア・リーグの最優秀監督賞を受賞。その手腕が認められて3年間の契約延長を与えられ、今季はさらなる躍進を目指してランス・リン、ジェイク・オドリッジ、ローガン・モリソンらを獲得するなど積極的な補強を展開したものの、チームは期待を裏切ってインディアンスに独走を許し、地区2位ながら78勝84敗の借金6でシーズンを終えた。フォルビーは今回の人事が短期的にも長期的にもチームにとってベストの選択であることを強調したが、今季の不振がモリター解任のきっかけとなったことは否定できない。

新監督探しに着手するツインズだが、現時点では新監督決定の期限は設けていないようだ。ポストシーズンに進出しているチームのコーチが新監督候補になる可能性もあり、最終的な決定はワールドシリーズ終了後になると見られている。今のところ、新監督候補にはブラッド・ミルズ(インディアンス・ベンチコーチ)、ジョン・マクドナルド(インディアンス・マイナー守備コーチ)、ジェイス・ティングラー(レンジャーズ・コーチ)、ブランドン・ハイド(カブス・ベンチコーチ)らの名前が挙がっているが、期待はずれに終わったチームの立て直しを託されるのはいったい誰になるのだろうか。

© MLB Advanced Media, LP.