「乳がん見落とし」多良木病院を提訴 球磨郡の女性損害賠償請求

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 公立多良木病院(熊本県多良木町)で乳がん検診を受けた球磨郡内の女性(50)が、病変の見落としで左胸の全摘出手術を余儀なくされたとして、同病院に約2200万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁に起こした。提訴は2日付。

 訴状によると、女性は2013年7月に乳がん検診を受診。その際、左胸にしこりを感じたが、検診結果には精密検査を勧める記載はなかったという。

 14年3月に別の病院で乳がんと判明。他にもがんが転移していた。原告側代理人によると、検診時に撮影した画像を別の医師に鑑定してもらったところ、がんの可能性があり、精密検査が必要と判断されたという。同病院は「訴状を見ておらず、コメントできない」としている。(山口尚久)

(2018年10月4日付 熊本日日新聞朝刊掲載)