クラブが変わっただけで選手はこうも変わるものなのか。今夏ミランからセビージャにレンタル移籍したFWアンドレ・シウバが完全復調を果たしている。
アンドレ・シウバはポルトガル代表の新エースストライカーとして期待されている選手で、クリスティアーノ・ロナウドの後継者と言われ続けてきた。昨夏のミラン移籍はスター選手への第1歩と思われたのだが、ミランでは思うようなパフォーマンスができず大苦戦。セリエAでは僅か2得点に留まってしまった。
どこかクリスティアーノ・ロナウドの後継者との呼び名も霞んできていたのだが、今季はセビージャで7試合7得点と大爆発。アンドレ・シウバが得点を決めた試合は全て勝利しており、チームも好調だ。伊『Calciomercato』によると、アンドレ・シウバもミランでの苦戦は何が原因だったのか分からないと振り返っている。
「7得点とは予想していなかったよ。ピッチで良い感じだし、チームメイトと監督には感謝しないとね。僕はセビージャでプレイしているけど、6月まではミランの選手だ。昨季ミランで何が起きたのか答えは出てないんだ。分かっているのは、今季良い感じでプレイできているということ。より多く得点を決め、多くの勝利を手にしたいね。ロナウド?僕は誰の後継者でもないよ。クリスティアーノはクリスティアーノで、彼は多くのことをしてきた。僕はまだ始まったばかりさ」
ポルトガル代表としてもアンドレ・シウバの復調は大きい。単純にイタリアのサッカーが肌に合わなかったというだけのこともあり、22歳のストライカーはリーガ・エスパニョーラならば今後も得点を量産出来るかもしれない。