ブレーブスとドジャースが5年ぶりにNLDSで対戦

日本時間10月4日、ワイルドカードゲームが終了し、次なる舞台は地区シリーズだ。ナ・リーグから始まる今シリーズはまずロッキーズとブリュワーズが、次にブレーブスとドジャースによる対戦が予定されている。

ブレーブスとドジャースの両軍がポストシーズンで対戦するのは実に5年ぶりで当時はドジャースが3勝1敗でリーグ優勝決定戦に駒を進めた。雪辱に燃えるブレーブスは敗れた時以来、5年ぶりのポストシーズンに進出。今季はフレディ・フリーマンといった主力を筆頭に新人王候補のロナルド・アクーニャJr.もチームをけん引。そのおかげもあってチーム打率.257とリーグ2位の好成績を残した。また、投手陣においては特に先発陣が好調でチーム防御率もリーグ2位となる3.50を記録。強力投手陣を引っ張ったのはマイク・フォルティネビッチ、ショーン・ニューカムの2桁勝利コンビだ。中でもフォルティネビッチは今地区シリーズの初戦の先発を任されており、今季は自己ベストとなる13勝、202奪三振と飛躍の年を過ごしたことからその勢いのまま勝利投手を狙う。

対するドジャースはロッキーズとのワンデープレーオフに勝利してなんとか地区6連覇を果たした。打線ではマックス・マンシーが台頭、夏のトレードでマニー・マチャドを獲得して補強するだけではなく、過去には世界一を経験しているデービッド・フリースなど経験豊富のベテランらを獲得して短期決戦に備えてきた。そして今回、大事な先発を任されたのはエースのクレイトン・カーショウではなく、リュ・ヒョンジンだ。リュは故障もあり15試合の登板に終わったものの、7勝、防御率1.97と安定した成績を残しており、9月の投球をみても最後は自身3連勝でレギュラーシーズンを締めくくっている。

今季の両軍の対戦成績は5勝2敗でドジャースが勝ち越し。昨年、世界一まであと少しのところまで勝ち進んだドジャースとしては2013年当時のように確実に勝利したいところ。接戦となった場合には前田健太登板の可能性もあり、彼の力投にも期待がかかる。一方のブレーブスはベテランと若手の力を融合させ、まず初戦を獲る。

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