現最強の若手軍団!? 今季見ておくべきリヨン注目の”5選手”

ベルトランド・トラオレ photo/Getty Images
ホッセム・オーアル photo/Getty Images
タンギー・エンドンベレ photo/Getty Images
フェルランド・メンディ photo/Getty Images
メンフィス・デパイ photo/Getty Images

若手を中心としたタレント軍団でパリ・サンジェルマンを抑えて2016-17シーズンのリーグ・アンを制したモナコ。今ではキリアン・ムバッペやトマ・レマルら主力の大半が退団して苦しい状況となっているが、2年前のモナコは非常に魅力的なチームだった。そして今、モナコに代わる存在になろうとしているクラブがある。

英『Squawka』が注目しているのはリヨンだ。リヨンも当時のモナコと同じく優秀な若手を数多く抱えており、今季はチャンピオンズリーグにも出場。グループステージ第1節ではアウェイでマンチェスター・シティを撃破するサプライズを起こし、第2節ではシャフタール・ドネツク相手に0-2とリードされたところから引き分けに持ち込んでいる。2試合終了時点で勝ち点4を稼いでおり、決勝トーナメントへ進めるかもしれない。

その中でも同メディアが注目しているタレントが5人いる。今季のリヨンを引っ張っているのは彼らで、チャンピオンズリーグで注目してみてはいかがだろうか。

1.ベルトランド・トラオレ(FW/23歳)

チェルシーに所属していたトラオレは、昨夏にリヨンへ移籍。すると昨季はシーズンで18得点を記録するなど大暴れし、今頃チェルシーは放出を後悔しているところかもしれない。今季もすでに4得点を記録しており、現時点ではチームトップの得点数となっている。

2.ホッセム・オーアル(MF/20歳)

小柄な選手だがテクニックがあり、セントラルMFからウイングまでこなす器用さを持っている。アンドレス・イニエスタと比較する声もあり、ウイングで起用された場合は1対1で相手をかわすことも得意だ。データでも今季は1対1成功率64%を記録しており、リヨンでもトップクラスのテクニシャンだ。

3.タンギー・エンドンベレ(MF/21歳)

マンチェスター・シティが狙っているなど、すでにエンドンベレには具体的な話題が出ている。身体能力に優れ、攻守両面で活躍できるボックス・トゥ・ボックス系の選手だ。同メディアもチェルシーのエンゴロ・カンテや、元チェルシーのミカエル・エシアンらと重ねている。攻撃センスも良く、今季はすでに4アシストを記録している。

4.フェルランド・メンディ(DF/23歳)

メンディといえば、モナコからマンチェスター・シティに高額な移籍金で引き抜かれたベンジャミン・メンディを思い浮かべる人が多いかもしれない。ベンジャミン・メンディも攻撃的な左サイドバックとして有名な存在になったが、リヨンのフェルランド・メンディも攻撃に強みを持つ左サイドバックだ。今季はリーグ・アンでDFの中では最多となる15回もの1対1を成功させている。

5.メンフィス・デパイ(FW/24歳)

若手とは呼びにくい年齢かもしれないが、デパイの復活劇には世界中が注目している。マンチェスター・ユナイテッドでは上手くいかなかったが、リヨンに移籍してからは徐々に調子を上げている。今季は29回のチャンスメイクを記録しているが、これは欧州五大リーグでプレイする選手の中では最多となっている。今季は完全復活のシーズンとなるだろう。

恐らくこの5人のうち、今季終了後には数名がビッグクラブに引き抜かれるだろう。それほどリヨンの若手たちは世界から注目されている。他にも21歳MFリュカ・トゥザール、25歳FWナビル・フェキル、今夏セルティックからやってきた22歳FWムサ・デンベレもいる。これほど若いタレントが揃ったチームも珍しい。今の顔ぶれのチームを見られる時間はそう長くないはずで、今季の彼らには注目する価値がある。数年後にはモナコのように苦戦している可能性も考えられるが、今季リヨンはリーグ戦とチャンピオンズリーグでどのような結果を残すのか。

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