遠隔操作で県立美術館の展示見学 中津の小学生、技術体験

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パソコンを操作しアバターを動かす児童
県立美術館で展示中のロケットの模型などが映し出された=4日、中津市真坂小学校

 ロボットの遠隔操作技術「アバター」を使って小学生が県立美術館(大分市)の展示を見学する授業が4日、中津市などの県内の3校であった。国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の分野別事業として2日から同館で始まった「海と宙(そら)の未来」展(大分合同新聞社共催)に合わせた取り組み。児童が各教室からパソコンでアバターを操作して展示中のロケットの模型などを映し出し、解説を受けた。

 アバターは先端テクノロジーを融合させた技術。インターネットでつながったロボットなどを遠隔操作し、「映す」「動かす」「移動する」といった作業ができる。

 授業は県と県教委による「アバター技術を活用した遠隔教育の実証事業」。全日空ホールディングス(東京都)と宇宙航空研究開発機構(同)が協力した。11日にも同機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)とつないで施設を見学。16日には同展の関連イベント、宇宙飛行士油井亀美也さんの講演会に参加する。

 中津市では真坂小6年生17人が授業を受けた。交代でアバターを操作して歴代ロケットの模型やエンジンの実物、潜水調査船の展示物を見て回った。「ロケットの製作で最も難しいところは」といった質問も寄せた。帰(かえり)坂(さか)愛さん(11)は「操作は簡単。最新の機械を使う経験ができて楽しかった」と話していた。

 日田市の高瀬小、佐伯市の佐伯東小でも同様の授業があった。