ナント就任のハリルホジッチが指摘「ボールを持って攻撃したい」はおかしい!

『L'Equipe』は4日、「ナントの監督に就任したヴァイッド・ハリルホジッチ氏が記者会見に臨んだ」と報じた。

先日解任されたポルトガル人指揮官ミゲウ・カルドーソ氏に代わり、選手時代に所属したナントに招聘されたハリルホジッチ氏。日本代表を解任されて以来の現場復帰となった。

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攻撃を改善しようとしていたミゲウ・カルドーソ氏からの変更ということで、守備面での立て直しと降格圏からの脱出が期待されている。

ハリルホジッチ氏は19位に沈むナントの監督に就任するに当たり、以下のように話したという。

ヴァイッド・ハリルホジッチ 「私のキャリアが始まった場所に戻れたことは大きな幸せだ。復帰が報道されてから、多くの温かいメッセージを受け取った。

成功できるかどうかはわからない。少し努力が必要だ。2日前、ピッチの上で日本の魂が見られたよ。このチームが降格に値するとは思わない。

選手が少し心配しているように見えた。ヴァイッドがどんな人物なのか聞いているのだろう。ただ、私については多くのウソが述べられているのだ。

2ヶ月で解任されるかもしれないが私はなにも恐れない。憎むのは悪い結果だけ。勝利を愛している」

(ナントはもっと守備的なチームになるのか?)

「それは私について書かれたバカバカしいものの一つだ。選手に『攻撃しろ』というのは簡単だが、それができるチームを持っていなければどうか。

アフリカのチームがワールドカップで最も大きな歴史を作ったことを覚えている。私が鍛えたアルジェリアだ。あの国のコーチは哲学を作る。『ボールを持って攻撃する』と言う。

もし、私がリール(1998~2002年)でそのようなサッカーをしたら、チャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドと戦うことはなかっただろう。

私はチームが持つクオリティでプレーするのだ。私はそのような罠にハマることはできない。

バルセロナやバイエルン、マンチェスター・シティ、PSGのようなチームを任されれば、グアルディオラのようなことも語ろうさ。

しかし効率の面では、私は決して馬鹿げたことはしない。常に、私のチームは非常に効率的だった。ボールを持てば誰もがプレーする。ボールを持っていなければ誰もが守ると!

我々は戦術的にもフィジカル的にもチームとしてプレーするだろう。

結果が出ないことは最悪だ。世界のすべてのコーチが、時にバルサのように、時に時にナントのようにプレーしたいものだ。しかしそうはならないよ。グアルディオラもシティでの初年度は失敗した」

(ナントの問題は何?)

「いろいろある。詳しくは言えない。

昨日は午後3時に練習が始まって、選手たちはその3~5分前に到着した。なぜもっと早く来ないのかと聞いたよ。

世界のチームのどこでも、せめて15~20分前に来るものだ。しかしここにはない。私が変えたいものはたくさんある」

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