長崎くんち(7~9日)の踊町が町内へ演(だ)し物の仕上がりを披露する「人数揃(にいぞろ)い」が4日、長崎市内であり、本番さながらの演技に、町には「モッテコーイ」の声が響いた。
今年の踊町は紺屋町、大黒町、出島町、小川町、東古川町、本古川町、椛島町の7カ町。雨のため、出島町と東古川町は中止。他の町も開始時間を早めるなどの対応を取った。
唐人船を奉納する大黒町は、同市尾上町のJR長崎駅かもめ広場で迫力ある船回しを披露。詰め掛けた市民は、カメラを向けたり歓声を上げたりして盛り上がった。
見物していた同市岩屋町の主婦、山口早苗さん(56)は「大黒町は稽古を見て以来、もう一度見たいと思っていた。素晴らしかった。本番も見に行くつもり」と笑顔。采振(さいふり)の一人、中村光助さん(42)は「1月から、みんなで体力をつけたり意見を出し合ったりして今日を迎えた。本番を楽しみに待ちたい」と話した。
稽古の仕上がり披露 「人数揃い」さあ本番へ
- Published
- 2018/10/05 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:36 (JST)
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