原爆題材 米国の絵本作者がピーストーク 16日、長崎で

 第6回核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ(11月16~18日)のプレ企画で、長崎と広島の原爆を題材にそれぞれ絵本を制作した米国人作者2人によるピーストークが今月16日午後1時半~3時半、長崎市のNBCビデオホールである。
 作者は、ノーベル化学賞受賞者で、長崎の被爆者をモデルにした絵本「ざっそう」(今人舎(いまじんしゃ)刊)を今月上旬に出版するポーランド出身で米国籍のロアルド・ホフマン氏と、米ミシガン州出身の詩人で、広島の原爆ドームを主人公にした絵本「ドームがたり」(玉川大学出版部刊)を手掛けたアーサー・ビナード氏。
 ピーストークでは2人が、核兵器禁止条約の採択など世界情勢も踏まえながら、核問題や子どもたちに伝えたいことなどを語り合う。当日は絵本の展示販売やサイン会もある。
 主催は核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委。実行委は「これからの未来をつくる子どもを育てるお母さん、お父さんなどに来てほしい」としている。定員300人。無料。当日参加も可能だが、事前予約が必要。問い合わせは実行委(電095・844・9923)。

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